低身長の原因と検査

低身長の原因は、ほとんどの場合、体質や遺伝によるものです。

治療の対象となるのは５％の割合で、早期に見つければ、早く治療が開始できます。

ただ、身長の伸びに必要な成長ホルモンの不足が原因であることもあるので、成長ホルモンの治療を行うことによって身長の伸びを改善することができます。

低身長の原因を知るためには次のような検査があります。

1.血液検査と尿検査で、肝臓、腎臓などの病気の有無と栄養の障害の有無。

2.手の骨のレントゲンをとって、実際の年齢と骨の年齢（体の年齢）に差があるかの調査。

3.成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンなどホルモンに関係した検査

4.成長ホルモンの出が悪い場合は、それが脳腫瘍が原因ではないことを確かめるために、頭のMRIまたはCTを撮ります。

5.女性の場合でターナー症候群の疑いがある場合は、血液を用いて染色体検査を行ないます。

特別な大きな病気の原因でなければ、低身長はホルモン治療で解決することが多いようです。

ただ、素人判断だけはさけて、早期に病院で検査を受けることが大切です。
成長ホルモンによる治療では早ければ取り戻せる期間がありますが、遅いと難しくなるようです。


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