低身長と女性について
身長が低い理由としていくつが原因が考えられますが、中には疾患(病気)の場合があります。
病気で身長が低いことを低身長と呼びます。病気としての低身長と言っても様々で、成長ホルモンが関係するもの、甲状腺機能が低下して低身長になってしまうものなど他にもいろいろあります。
その中のひとつに『ターナー症候群』と呼ばれる低身長の病気があります。このターナー症候群とは、染色体の異常により低身長になってしまう病気です。
このターナー症候群とは女性にのみ起こる病気なのです。
女性特有の病気ターナー症候群とは、染色体異常のうち性染色体異常の疾患で、先天的な病気と言われています。
この病名である『ターナー症候群』とは、1959年にこの病気についてまとめたアメリカの内科医ヘンリー・ターナー氏の名前に由来して付けられています。
女性特有の低身長の病気、ターナー症候群の最大な特徴は何と言っても背が低い=低身長であることです。
他の症状としては、首のまわりの皮膚がたるんでしまうためにひだができてしまう「翼状頸」、ひじから先の腕が外側に向いてしまう「外反肘」や、二次性徴欠如で乳房が大きくならない、初潮が来ないといった特徴もあります。
低身長のこれらの症状にも個人さがあり、中学生になっても性の発達が見られない一方、正常に二次性徴は現れるターナー症候群の女性もいると言われています。
また現段階では、この低身長の病気そのものを治す方法はまだ見つかっていませんが、成長ホルモンの投与で身長を改善するこはは可能となっています。
また二次性徴も女性ホルモン剤を使用することで治療することが可能となっています。
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